「演奏中に集中力がなくなる・気が散る」の裏に隠れている思いを整理しよう

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どうも、山口裕介 USKです。

レッスンで質問がありました。

Q.「演奏中に気が散ってしまいます。気づいた時には何とかやっているくらいで周りが見えてないです。どうしたらいいでしょうか?」

これは難題でした。

「気持ちの問題や!集中しろーーー!」って言えば色んな意味で終わりですね(笑)

それが分からんから聞いてるんやろー!

と僕はよく思ってました。

答えはすぐには見つかりませんでしたが、とにかく話をしました。

演奏中は、

  • 楽器を持つ
  • マイクを持つ
  • 譜面を見る
  • お客さんを見る
  • メンバーを見る
  • 指揮を見る
  • 自分の音を聞く
  • 周りの音を聞く
やることはたくさんで多くの情報を集めています。

普段はこんなに使うことないくらい頭はフル回転ですね。

などと生徒さんへ話をしていると生徒さんは、

「そうなんです、それが全部できないんです」

この言葉にキラーンと来たので聞いてみました。

USK「全部を同時にやろうとしていない?」

生徒さんは目がバチッと開いたので図星だったようです。

これは僕も同じ過去があるから分かるんですよねー。

集中力がない・気が散る原因は色々あると思うけど、その1つとしてこの全部を同時にやらなきゃいけない思考です。

自分の音を聞いていると、「しまった、周りの音聞けてなかった。周りも見れてなかった。お客さんのことも忘れてた」

これは僕の演奏中の思考グセです。

・聞こうとしていると見えなくなっている!

・見ようとしていると聞けなくなっている!

そこでどうやったらできるんやろうって思いながらもどうにもできなかったんですよね。

いやいや、そもそもこれって同時にできるもんなのか!?

自分の音を聞きながらお客さんを見る。

この2つでさえ僕は同時にはできるとは思えないんですよね。

実験してみよう

次の実験を試してみてください。

「今いる場所から赤い色はいくつあるか数えてみてください」

 

・・・数えてみましたか?

じゃあ赤い色を探していた時にどんな音がいくつ聞こえてましたか?

ハッキリと聞こえていたでしょうか?

逆バージョンもできます。

今いる場所でいくつ音が聞こえるか?
そしてそれに取り組んでいる間は何が見えているか覚えてますか?

あんまりハッキリしないと思います。

自分の音を聞きながらお客さんを見るもハッキリさせなければできます。
(むしろそれくらいでいいのかもしれませんが)

 

これができるできないかではなく、同時進行で2つ以上のことをしっかりしようとするとパフォーマンスは下がると考えます。

すべてをしっかりと確実に同時に行おうという取り組みが緊張を生んでいるんじゃないかなー。

 

「同時に行う・マルチタスク」といった言葉は、

「複数の事を瞬時に切り替えて行ったり来たりすることができる」

と考えるほうがしっくりきます。

でも言葉の使い方で身体に与える影響やパフォーマンスに影響するのをレッスンしていて目の当たりにしているので、言葉ゲームは続けていきますよー。

 

「演奏中に集中力がなくなる・気が散る」の裏に隠れていた思いとは!?

そう話をしていると生徒さんが、

「前に先生に練習すれば全部同時にできるようになると言われた。それを実践できないといけないと思うあまりに全部を同時に行おうとしていたけど、疲れて集中力も減って気が散ったように思う」と話をされました。

そのことから、

同時にしっかりと考えられてない=集中力がない、気が散る

といった判断基準になっていたことです。

考える度合いによっては同時は可能と思います。

この生徒さんと僕は、

しっかりと理解できるほど考えられてない=できてるとは言えない

という価値観もあったんでしょうね。

視点を変えてみよう

そもそも同時にできることはない!ここから見てみると?

「全部を同時にではなく、一つずつ順番に考えていけばいい」

 
  • 今やれる一つのことに集中してよい!
  • 次にこうしたいって衝動が来れば切り替えればいい!
  • 自分の音を聞いている時はただそれを聞いていればいい!
  • お客さんを見ている時はただ見ていればいい!
  • 気が散っても、それも1つのやりたいこと!
  • 全部を同時にはできていなくていいから!
  • 気がつけばまたやりたいことへ方向転換できる!
  • 全部じゃなくても1つでもできていることがある!
  • そもそも1つしかできないんやからOK!
こんな話をしながらまた演奏をしてもらうと、その生徒さんの音や響きがすごく良くなり他の生徒からも拍手が起こりました。

隠れていた「〜しなきゃいけないシステム」を「してもいい・こうしようシステム」へ変換した結果ですね。

 

自分に余裕の出る考え方が、身体の緊張も和らげてくれて演奏の動きにも影響したように思いました。

 

現実に、演奏する、見る、聞くなどは同時に起こっています。

 

でも考えるのは同時には大変でパフォーマンスも下がるので、

「全部は同時に起きているけど、1つずつ順番に考えていこう!」

 

それが今回のレッスンで出た1つの選択肢になりました。

山口裕介 USK

 

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この記事の著者

USK 山口裕介BODYCHANCEアレクサンダーテクニーク教師

1980年生まれ 大阪府出身

BODYCHANCE
教師養成コース担当
アレクサンダーテクニーク教師
大阪芸術大学 舞台芸術学科 非常勤講師 

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