- 2015-10-25
- アレクサンダーテクニーク, 緊張を味方につける

どうも、山口裕介 USKです。
先日のブログ記事に続き、オーディション対策続編です。
オーディション、コンテスト、コンクール、試験など、
評価されるのを分かっている状況で演奏するのはまた格別の緊張感がありますね。
僕は30歳近くでコンテストに出た時が最高に緊張したのを覚えてます。
演奏してる先に審査員がズラッと並ばれてるのを見たら消えたくなります。
そんな状況でどんな気持ちで演奏すればいいのか?
さて今回もレッスンでお伝えしたことを元にお話していきます。
前回のレッスンの続きなので、
オーディションのシチュエーションは作ってあります。
前回記事:
【オーディションの時に譜面があると調子が悪くなる!「どうやったら動きやすくなるか?」】
どうなりたいかで見えてくる心強いプラン
まずオーディションで演奏するにあたって、どんなことを望んでいますか?生徒さん
「良い演奏をして審査員に認められたいです」
そうですね。
審査員が納得できるような演奏がしたいわけです。
でも「認めてくださいー」なんて思いながら演奏はしませんね。
認めてもらえるのは結果であって、
コントロールできる範囲ではありません。
そこで今回の緊張対策は、
根本的なことを整理することで見えてきました。
「オーディションに合格してどんなことを望んでいるのか?」
USK「審査員ってどんな人なの?」
生徒さん「そのオーケストラで演奏されてる方です」
USK「じゃあ合格すると審査員は同じ演奏仲間になるんですね」
生徒さん「はい」
USK「なるほど!じゃあ合格した時に先輩となる演奏家さんとどんな話をしたいですか?」
生徒さん「音楽のことでもっと深い話をしたり相談したりしたいです」
USK「いいですね!深い話しましょうよと話かけるように演奏してみてはどうですか?」
まとめると、
・目の前にいるのは審査員ではなく同じ演奏家であること
・一緒に演奏していきたい
・もっと音楽の話をしたい
情報を整理して演奏してもらうと、
よく響いて深みのある優しい音が聞こえてきました。
僕でも分かる最初とは全く違った音でした。
目的を持って望んでる方向へ進むためにどうすればいいかが見つかれば、気持ちもスッキリ整理できるし何よりカラダがすごく動きやすくなります。
今回はカラダの使い方を教える必要はなくレッスンが終わりました。
「さてこの発想やアイデアは今回の場合に限ると思いますか?」
他にも応用できますよー!
そのために今回のポイントをお伝えします。
今回の重要なポイント!
ここへ至った背景のポイントはコントロールできる範囲内で考えることです。
「審査員に認めてもらいたい」は、
結果やしコントロールできないんですよね。
コントロールできるのは自分から発信すること!
そして活動的で具体的な動詞で終わることです。
今回は次のように言葉を変換しています。
審査員に認められたい
↓
一緒に演奏したいし話をしたいことがあるので、もっと会話をしませんかとお誘いする。
具体的な動詞で終わるプランを立てることで、
どうやって演奏すればいいかがハッキリしますよ。
まず最初の一歩は、「どんなことを望んでいるか」を考えて情報を整理しましょう。
きっと今回のように動きのあるプランが見つけられますよ!!
山口裕介 USK
【7日間のメールレッスン!無料メルマガのご案内】
山口裕介 USKの「上達するためのアレクサンダーテクニーク」メルマガです。
登録いただくとまずは7日間「緊張を味方につけるためのヒント」が1つずつ届きます。緊張や不安をどう味方につけるかの選択肢を持っておくことで、本番を楽しむための協力なサポートになります。