- 2016-3-5
- アレクサンダーテクニーク, 演奏に集中する, 緊張を味方につける, 練習でやれること

どうも、山口裕介 USKです。
先日ドラムのレコーディングをしてきました。
当日に決まったフレーズを叩くことになり、練習もセッティングの少しの時間にだけできました。
これがまた左手がよく動くので、音量を出そうとするとコントロールができないなーなんて思いながらレコーディングは始まりました。
案の定、1テイク目はまあまあの出来映え。
そして、2、3テイクと続くうちにどんどんうまくいかなくなってきました。
「俺は一体、何をしてるんやー!」
ということで、じぶん観察タイム。
イントロ・Aメロ・Bメロ・サビがあるとすれば、イントロとAメロが今回初めて叩くフレーズです。
Bメロ・サビは問題なく腕の振りも気持ちよく動けるけど、イントロとAメロは左手が動きにくい。そこでこの2カ所に絞ってじぶん観察をしました。
もちろんこの間もレコーディング中なのですが、もっと良いテイクを録りたいために1テイク分は観察のために時間を取りました。
最初に感じていた「音量を出そうとするとコントロールができない」のが原因の1つでした。
具体的には、
- 音量が落ちないように!
- うまくコントロールをしないと!
しかも「力んできた」と感じた瞬間に「力抜いて〜!」とレッスン言ってる事と真逆のことをいうテンパり具合です(笑)
その時「ハッ!」と気づいたのは、僕はあごを上げて少し上を見上げていました。
腕も縮こまっているし、呼吸も浅いし、何より目がどっかにいってましたね。
目は開いているのに、どこか空想の世界にいってる様子。必死に頭の中で考えてはいたんでしょうが、それが逆効果で身体は縮こまっていきました。
まるで過去に書いた記事にあるこんな自分に近いと思います。
【演奏動画有り】アレクサンダーがある時!ない時!のじぶん分析をやってみました
この写真では左手の肘を後ろに引いてますよね。これテンパると出るクセです。
このまま肘から前の腕だけで演奏しようとしていたので、今回のフレーズはさらにやりづらさを増していたと分析しました。
観察・分析できればプランを実行する
さてここまで来れば、あとはもうちょっと!そこで次のプランを実行しました。
・頭を動けるようにしてカラダ全部が動けるようにする
・夢見がちな目ではなく、部屋全体に視野を広げる
・実際に動いている腕を見て、脚を見て、ドラムセット全体を見る
・腕は前にも動いていい
・左手はもっと積極的に動かしてみる
・その時こそまた全体を考える
・ただ腕を振る・脚を動かすと声をかけ続ける
覚えてるいるのでこれくらいでしょうか。
でもかなり効果的だったのが、演奏している自分のカラダを見て「はい、腕ふって、脚動かして」と当たり前のことを言い続けることでしたね。
これからやることを単純にそのまま言う。
結果的に、それが1番うまくいってレコーディングは無事に終了しました。
今回のレコーディングにおいてはこれがうまくいったかもしれないけど、緊張を味方につけるセミナーでも似たようなことをやってもらって、音が出しやすくなった管楽器奏者・シンガーさんがいらっしゃいましたね。
ホンマに感謝です!レッスンをさせてもらったおかげで僕も救われました♪
ありがとうございました。
それと余談ですが、緊張を味方につける3つのステップセミナーは2月で終了したのですが、5月以降より新しい企画をやろうと考えています。今回のように自分に合った声のかけ方を知ることで、動きはずいぶん楽になるし変わります。
<緊張しても大丈夫!カラダをスムーズに動けるようにするためのセミナー(仮)>
長い!!(泣)でもこんな感じのセミナーです。
前回と違い、今回はカラダの仕組みや動きにフォーカスした内容にしたいなー。
興味ある人がいるように祈りながら、準備に入ろうと思います。
山口裕介 USK
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もちろん入門なので、楽器なども持参いただいてレッスンが受けられます。
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